CDW2026 circular design week in VIETNAM

アジア太平洋地域の土地に根差した日々の暮らしや慣習をもとに、西洋とは異なる「循環の未来」を描き、「移行の物語 」を共に紡ぐ

Circular Design Week (CDW)は、アジア太平洋地域に固有の伝統や慣習、そして複雑な関係性の中で実践され、そこから立ち現れる土着的な循環デザインの可能性を探究するプラットフォームです。
各土地の文脈を尊重し、実体験を通じて学ぶことにより、
持続可能な社会における自律性と分散性への理解を一層深めることを目指しています。

CDW26
プログラム概要

CDW26は、メコンデルタを巡るフィールドワークと、経験と​知恵を​持ち寄り、​対話から​未来を​育くむコモンズを組み合わせた探求プログラムです。探索の伴走者として、発酵デザイナーの小倉ヒラクさん、参加型デザイン研究者の赤間陽子さんが全プロセスに同行します。国内外の研究者・デザイナー・実践者とともに、アジア太平洋の地から立ち昇る「サーキュラーデザイン」の未来を深く見つめていきます。
なお、今年はベトナム最大級のデザインフェス「VFCD(Vietnam Festival of Creativity and Design)」との共同開催です。

Fieldwork

メコンデルタ(ホーチミンより移動)

2026年9月21日(月)- 24日(木)計4日間

Commons

(sense-making & co-archiving)

ホーチミン、​Nina Next Space

2026年9月24日(木)-25日(金)計2日間

TimelineTimeline

探索の伴走者

  • 小倉ヒラク

    小倉ヒラク

    発酵デザイナー
    発酵デザインラボ株式会社代表取締役

    「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちと発酵・微生物をテーマにしたプロジェクトを展開。東京農業大学で研究生として発酵学を学んだ後、山梨の山の上に発酵ラボをつくり日々菌を育てながら微生物の世界を探求している。2020年4月に下北沢に店舗『発酵デパートメント』オープン。著書に『発酵文化人類学』『アジア発酵紀行』など。最新刊は『僕たちは伝統とどう生きるか』(講談社現代新書)。YBSラジオ「発酵兄妹のCOZY TALK」、Podcast「#ただいま発酵中」パーソナリティ。

  • 赤間陽子

    赤間 陽子

    RMIT大学
    スクール・オブ・デザイン 准教授

    自決先住民族や地域コミュニティとの災害対策に関する協働において、国内外で数々の賞を受賞している。その実践は、多様性を尊重することで互いのつながりを深める方法を模索するアプローチによって形成されている。英国、米国、豪州での在住、活動経験を有する一方で、日本人としてのルーツや日本人との協働は研究/実践活動にとって重要な要素となっている。この経験を研究、教育、そして様々な参加型デザインのプラットフォームでの活動に持ち込み、根深く残る様々なイシューに挑み共有された未来像の在り方を模索している。

Theme of CDW26

Metab­olic
Abun­dance

生々流転のアバンダンス

「代謝(メタボリズム)」とは、生き物が外界と物質やエネルギーをやり取りしながら自らを維持し続けるプロセスです。CDW26では、このメタボリズムという視点からサーキュラリティを捉え直します。循環型社会とは単なるリサイクルや資源効率化ではなく、生態系・文化・インフラ・産業・行政が絶えず交わり、変化に適応し続けることで成り立つものです。気候変動が加速する今、アジア太平洋地域では環境・物流・エネルギーをめぐる変化が各地で同時進行しています。こうした状況において、サーキュラーデザインは製品や素材の問題にとどまらず、「地域全体がどう変化を受け止め、価値を生み出し続けるか」という問いへと広がっています。
今年のフィールドワークで訪れるメコンデルタは、水・土壌・物流・政策・人々の日常が複雑にもつれ合い、さまざまな代謝が絶えず起きている場所です。その代謝のプロセスは多様な「潤沢さ(Abundance)」を生み出す一方、地政学的・経済的な外圧によってその構成は常に揺れ動き、人々が「潤沢さ」を見出す場所も形も変わり続けています。CDW26は、この変容を生き方とするデルタを舞台に、代謝の中から創発する潤沢さの姿を探ります。

​*テーマの​日本語訳の​検討に​あたっては、​英治出版にて​「土着の​イノベーション」​レーベルを​手がける​廣畑達也氏に​ご協力いただきました。​

メコンデルタを​読み解く​2つの​ルート、​2つの​切り口

CDW26では、この変化し続けるメコンデルタを舞台に、参加者は2つのルートに分かれて探索を行います。ひとつは洪水とともに生きる上流・淡水域、もうひとつは塩水浸入に適応する下流・汽水〜塩水域です。それぞれ異なる環境との関わり方を辿ることで、アジア太平洋地域におけるサーキュラリティの実践を現場から捉え直します。

  • ルート1 Thuận thiên

    ルート1

    Thuận thiên

    天の流れに従う / 上流・淡水域

    上流・淡水域をたどるルート。洪水が災害ではなく恵みとして享受され、浮き稲栽培や水陸両生の暮らしが現役の実践として息づくエリアを訪れます。「流れに身を委ねる」ことで成立してきた豊かさの形を体感します。

  • ルート2 Con nước

    ルート2

    Con nước

    水を読む / 下流・汽水〜塩水域

    下流・汽水〜塩水域をたどるルート。塩水浸入によって生存条件が日々変化するなか、コミュニティが生き方を能動的に問い直している現場を訪れます。「水の状態が変わること」が日常的・物質的な圧力となっている場所で、実践や知恵の変容を体感します。

Partici­pation
Pack­ages

参加プラン

  • エンゲージメント・
    プラス

    関係者とのソーシャルディナーや自社の取り組み発信など、より能動的な関わりを企図した法人向けプランです。フィールドワークと​コモンズに​3名ご参加いただけます。​プランの​詳細に​つきましては、​こちらから​お問い​合わせください。​

  • ベーシック
    プラン

    個人・法人を問わず、Circular Design Weekの探究に参加いただける基本プランです。フィールドワークと​コモンズに​1名参加いただけます。​プランの​詳細に​つきましては、​こちらから​お問い​合わせください。​

  • Commons 限定
    プラン

    フィールドワークのシェアセッションから参加できる、後半2日間のみのプランです。参加費は​2日間で​50,000円、​1日で​30,000円に​なります。​​peatixより​お申し込みください。​

    For residents of Vietnam, please purchase your ticket from the following peatix page.

  • ネットワーキング・
    パッケージ

    関係者との​ソーシャルディナーや​企業情報の​発信、​各種制作物への​ロゴ掲載、​アーカイブの​優先的共有が​含まれる​追加オプションです。​ご希望の​方は、​こちらから​お問い​合わせください。​

CDW26
Organizers

運営

事務局

Circular Design Praxis (CDP)は学術機関、企業、地域社会が連携し、システミックな変化を前提としたサーキュラー・デザインのためのアプローチを育み、実践するため、2022年に日本で発足した連合体。CDPは、土地の豊かさを出発点として認識し、多様な人々、背景、専門知識を持つ地域の集団のための実践の場を育成することを推進している。

2013年創立。持続的にイノベーションが起こる生態系(=エコシステム)を研究し(Think)、実践する(Do)、シンク・アンド・ドゥタンク。未来を見据え、どのような地域や社会環境であっても、より豊かで暮らしやすい社会を生み出すべく、持続的にイノベーションを生み出す「エコシステム(生態系)の樹立」を目指し、官公庁や地方自治体とのイノベーション・プラットフォームの調査・構築・運営の他、グローバルなデザインスクール、企業や科学者とのフューチャーラボの構想・設置・運営など、パートナーの特性や課題に応じた役割を担っている。

共催

RMITベトナムは、​テクノロジー、​デザイン、​そして​アントレプレナーシップを​融合させた​グローバル大学。​コミュニケーション&デザイン・スクール​(SCD)は、​東南アジアに​おける​クリエイティブ教育の​最前線に​立ち、​コミュニケーション、​ファッション、​デザイン、​デジタルメディアの​分野で、​常に​時代を​リードする​最先端の​プログラムを​提供している。​

KYOTO Design Lab[D-lab]は、京都工芸繊維大学がデザインと建築を柱とする領域横断型の教育・研究拠点として設立した、コラボレーションのためのプラットフォーム。 2014年の発足以来、「Innovation by Design」をミッションに、基礎研究をとおした社会的課題の発見と解決のための、さまざまな専門性が交差するインキュベーターとして活動している。

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